カラオケで非日常
カラオケで非日常
病院に行ったついでに図書館に立ち寄りました。たまたま書棚で、『演歌療法で若返る』という本を見つけました。NHKの「のど自慢」はよく見ています。さまざまな人間模様が伺われて、結構面白いのです。年をとっているのにしっかり声が出ている。時に地方の人は元気がいいですね。おそらく、カラオケで鍛えた声でしょう。
「カラオケに行ってみようか」と家内とよく話すのですが、いざ行こうと思うとそれだけの元気がない。それに行けば半日仕事になってしまう。そんなことで、なかなか踏切りがつかないでいたのです。
この本には、これまで漠然と思っていたことを明快に分析して書いてあります。まず、カラオケに行く前に自分の好きな歌を決めて、何回も歌って少しは歌えるようになってから行った方がよい。確かにそうなのです。
70代も終わりの私たちがカラオケで歌ったのは、もう30年以上前の話です。職場の帰りのスナック・バーです。1曲歌うと100円かかりました。ママさんがカウンターに100円玉を積み上げておいて、曲を注文すると積み上げていた100円玉を一つ機械のスロットに入れる。するとディスクがアームに乗って出てきてセットされて、曲が鳴りだすというものです。そう何回もバーには行けない。そのお金も時間もないので、自分でカラオケのセットを購入して、家で練習をしていたことを思い出しました。
夕べふとそのことを思いついて、今朝は朝から階段下の倉庫を探してみました。ありました。早速ひっぱり出して、その取りつけに必死に取り組みました。幸い音も映像もちゃんと出るのです。古いものですからいわゆる分厚いレーザー・ディスクで、映像と音声を出す代物です。マイクもあり、そして、ソフトも結構ある。
「よーし、ひとつやってみよう」でも、ふと思ったのです。ここは住宅地なのであま り大きな声では唄えない。いやいや、それは要らぬ心配です。こちらの声がもう出なくなっている。大声なんてとんでもない。でも、なんとかやり遂げたいものです。
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