くちびるに歌を4
「たった一人しかない自分を、たった一度しかない人生を、本当に活かさなかったら、人間生まれてきたかいがないじゃないか」
二〇〇六年のブログには、締めくくりとしてこの言葉を載せました。同じ山本有三の『路傍の石』からの引用です。
小学校、中学校の多感なときに、このような言葉を、ぜひ聞かせてやりたい。人間の生き様について、そして、それぞれに精一杯生きている人々の姿を伝えてやりたい。
今紹介したSingは、小学校の音楽会では、必ず取り上げられる曲のひとつです。子供たちの声は、透き通っていて、ただそれだけですばらしい。それに、クラスのみんなが力をあわせて懸命に歌っている姿をみていると、感動されずにはいられません。
そして、できるならメロディーだけでなく、歌が言おうとしているメッセージも、ぜひ伝えてやりたいものです。
山本有三は、この詩を、次のように結んでいます。
他人のためにも言葉を持て
なやみ、苦しんでいる他人のためにも
さうして何でこんなに朗らかで
いられるのか
それをかう話してやるのだ
唇に歌を持て
勇気を失ふな
心に太陽を持て
さうすりゃ何だって
ふっ飛んでしまふ
いや、私もこれを思い出して、元気づけられました。本当に「くちびるに歌」です。
私たち「新老人」には、年数は限られているかもしれない。しかし、だからこそ、明るく生きていきましょう。
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