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ボケない処方箋4

 ボケとはどのような状態をさすのか。これは大事なことです。中村氏は次のように定義しています。

「記憶障害を中心とする知能の衰えによって、日常生活を送ることが困難になった状態」

「配偶者が何年前に死んだということも、命日は覚えてなくても、死んだという事実は普通の人なら忘れるわけがない。おしっこをしたくなったら、トイレに行くことも子供だってわかる。ところがこうしたことがわからなくなるのが、ボケなのだ。」P122

 一度ボケてしまうと、このような症状になるということを、理解しておかなければなりません。人の顔もわからない。だから、自分の家族も赤の他人も区別がつかない。便意をもよおしたら、便所に行くという常識もない。つまり、人類が営々と築いてきた文明とは、まったく別の世界にはいるわけです。

こんな状態には、絶対になりたくない。だれでもそう思うのは当然のことです。

 そこで、これを避ける方法ということで、彼は次の条件をあげています。

    「運動が好きな人はボケない。」

    「ビタミンを多く含んだ食材を食べる。つまり黄緑色野菜です。それに魚。」

 サプルメントを飲むよりも、食欲が旺盛なことが一番でしょう。そして、多彩な料理方法を知っていること。「男性で十種類、女性で最低三十種類の料理ができないとボケやすいと思われる」と言っています。

 どうでしょう。がんばりませんか。今からでも遅くありません。料理をしましょう。そして、これはうまいという料理ができるようになったら、いや、多少まずくてもおいしいといって笑いながら食べましょう。そうすれば、まずボケることはないでしょう。

    「性格がまろやかな人、つまり「おおらかで、くよくよしない。感情が豊かで自立心がある、人付き合いがよい人。」

 人付き合いなんてどうでもよいと思われるかもしれません。確かに、人付き合いを気にしていると、疲れてしまいます。人付き合いは結果として出てくるものです。目標にするものではないでしょう。

 それよりも、「つねに楽観的に物事を考え、いつも前向きでいること。そうすれば脳を楽しい方向に使うので歳をとっても脳が鍛えられるということです。」

いつもおもしろいことを考える。いつまでたっても、孫やひ孫の相手ができると、歳はとらないでしょう。最後に、もうひとつ挙げています。

    「手や頭を別々に使うのではなくて、手や頭の両方を使うことをする。」

 先生は、今流行の頭だけの訓練には疑問を呈しています。それよりも、料理のように、頭と手を同時に働かせるものが、一番よいということです。

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